写真をクリックすると 高画質でご覧いただけます。 | |||
真核生物上界 動物界 後生動物亜界 脊索動物門 脊椎動物亜門 顎口上綱 条鰭綱 新鰭亜綱
カサゴ目 カサゴ亜目 オニオコゼ科 オニダルマオコゼ亜科 ダルマオコゼ属
全長: 15cm
学名: Erosa erosa
英名: |
Daruma stinger (Daruma = 達磨 stinger = 毒針、刺す動物) Monkey fish(Monkey = 猿) Pacific monkeyfish(Pacific = 静かな、平然たる) |
地方名: |
ゲンコツ(東京) シシオコゼ(神奈川県三崎) ツチオコゼ(和歌山、高知、大分県佐伯) オコゼ(長崎) シマオコゼ(鹿児島) |
本州中部以南、南シナ海、東部インド洋〜西太平洋、オーストラリア北東部の暖海に分布する。
沿岸の岩礁域や礫石底に生息する。
体は太く短い。頭部は大きく丸く、骨質のこぶ状突起が多数ある。
後頭部に方形のくぼみがある。
体色は個体により変異がある。
背びれは14の棘と5〜7の軟条からなる。
臀びれは3棘5軟条、腹びれは1棘4軟条、胸びれは15軟条からなる。
背びれ、臀びれ、腹びれの棘には強い毒があるので、注意する必要がある。
食性は動物食で、海底でじっとしていて、近づいてきた小魚や甲殻類を大きな口で捕食する。
和名の由来は、大きな丸い頭をしていることや正面から見るとへの字に曲がった口が、達磨のような風貌をしていることによる。
また、英名のモンキーフィッシュは、海外では正面の顔で猿の顔を連想させたことによる。
ほとんど食用とはならず、観賞用として水族館で展示されたり、観賞魚として売買されている。