トウアカクマノミ

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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 脊索動物門 脊椎動物亜門 顎口上綱 条鰭綱 新鰭亜綱
 スズキ目 ベラ亜目 スズメダイ科 クマノミ亜科 クマノミ属


全長: 13cm


学名: Amphiprion polymnus


英名: Saddleback clownfish(Saddle = サドル back = 背中 clown = 道化役者)
Saddleback anemonefish(anemone = イソギンチャク)
Yellow-finned anemone-fish(Yellow = 黄色い finned = 鰭のある)

漢字名: 頭赤熊之実


沖縄列島以南、西部太平洋から東部インド洋に分布する。

砂地にある転石上のイボハタゴイソギンチャクなどと共生し、ひとつのイソギンチャクにひと家族で生息している事が多い。
ハーレムを作らず、一夫一婦のペアとなる。

幼魚は淡色だが、成長にともなって暗色となり、頭部がオレンジ色〜赤色になる。
これが和名の由来となる。
眼と胸鰭の間に白色横帯があり、背部に大きな白色斑がある。尾鰭の先も白色となる。
英名のサドルバックはこの背部の白色斑に由来する。

他のクマノミ類と同様に雄性先熟型の雌雄同体魚である。

繁殖期は夏で、棲んでいるイソギンチャクの根元の岩の上に黄色い卵を産み付ける。
雄はマウシングと呼ばれる口による掃除を行い、卵を保護する。

観賞用として流通している。
飼育は比較的容易で、餌付きもよい。
成長するにしたがって性質も荒くなり、大型漁との混泳もできるが、他のクマノミ類や小型漁には脅威となる。