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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 脊索動物門 脊椎動物亜門 顎口上綱 条鰭綱 新鰭亜綱
フグ目 モンガラカワハギ亜目 ハコフグ上科 ハコフグ科 ハコフグ亜科 コンゴウフグ属
全長: 15cm
学名: Lactoria fomasini
英名: | Shortspined cowfish (Shortspined = 短い棘の cow = 牛) |
別称: | マダラハコフグ |
伊豆半島以南、インド洋、西太平洋に分布する。
水深50m以浅の岩礁域に生息する。
体の横断面は五角形で、体側の鱗は石畳のような亀甲型で硬い。体は硬く、目と口と鰭だけが動かせる。腹鰭はなく、頭とお尻に2本づつと、背中の中央に強大な棘がある。体に多数の不規則な青色線があり、これが和名の由来となっている。
雄は広い縄張りを持ち、数尾の雌を生息させるハーレムを形成する。産卵期は夏で、産卵は日没に行われる。産卵場所は決まっていて、産卵時刻が近づくと雌が集まりだす。雄は雌を見つけると黒色と濃い青色に体色を変え求愛する。産卵時には雌とともに5mほど浮いて放卵、放精する。卵は浮性卵となる。
遊泳力はあまりなく、採集は容易だが、浮上させるのが難しい。5mくらいの浅場でも急に浮上すると高気圧障害でおかしくなる。