![]() | 写真をクリックすると 高画質でご覧いただけます。 | ||
真核生物上界 動物界 後生動物亜界 脊索動物門 脊椎動物亜門 顎口上綱 条鰭綱 新鰭亜綱
スズキ目 スズキ亜目 ヒメジ科 ウミヒゴイ属
全長: 35cm
学名: Parupeneus pleurostigma
英名: | Sidespot goatfish (side = 横、側面 spot = 斑点 goat = ヤギ) |
高知県以南、インド洋、太平洋に分布する。
サンゴ礁、岩礁の浅海に生息する。
英名にもあるように、体側に斑点がある。一つは黒色斑でその後にもう一つ白色斑がある。さらに、第二背鰭基部は黒い。
幼魚は群れでいることが多い。成魚は単独で行動する。
ヒメジの髭は、ただの髭ではなく、神経束が通っている感覚器官なのだ。この感覚器官は人間の舌と同じで、味も分かれば形も分かる。
水中では海底の砂の中にいるゴカイなどの底生動物を、この髭を絶えず動かしながら、探して捕食する。
我々は、海底を這うように生き物を探している姿を指し、このようなダイバーを、ヒメジダイバーと呼んでいた。
水底から離れて泳ぐときには、この大切な髭は顎の下の収納スペースに収めて泳ぐ。
身が柔らかく、煮付けにすると美味しい冬が旬の魚である。