ナガヒカリボヤ

F-90X 60mm REALA 大瀬崎 写真をクリックすると
高画質でご覧いただけます。



真核生物上界 動物界 後生動物亜界 脊索動物門 尾索動物(ホヤ動物)亜門 タリア(サルパ)綱
 ヒカリボヤ亜綱 ヒカリボヤ目 ヒカリボヤ科 ナガヒカリボヤ亜科 ナガヒカリボヤ属


群生長: 100cm


学名: Pyrosoma spinosum


英名: 不詳

漢字名: 長光海鞘


全世界の大洋に分布する。

ホヤ類は普通岩盤などに着底し変態しながら固着生活になるが、ヒカリボヤ類は群体性で終生浮遊生活を営む。体長数ミリの個虫がぎっしりと多数集まって、一端だけが開いた筒形の群体をつくる。摂餌フィルターも体内にあり、ホヤの成体が海中に浮かんでいるものと思えばよい。

成体に脊索は見られず、発生過程でも脊索はまったく現われない。

ヒカリボヤ類は、好条件下では100mも先から見えるほど強力な発光が見られる。これは共生バクテリアによる光である。

群体の運動は、個虫の鰓嚢に生えた繊毛が起こす水流によるものなので、個虫の数が多くても活発に動くことはできない。

魚類の餌となる。