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ヒカリボヤ亜綱 ヒカリボヤ目 ヒカリボヤ科 ナガヒカリボヤ亜科 ナガヒカリボヤ属
群生長: 100cm
学名: Pyrosoma spinosum
英名: | 不詳 |
全世界の大洋に分布する。
ホヤ類は普通岩盤などに着底し変態しながら固着生活になるが、ヒカリボヤ類は群体性で終生浮遊生活を営む。体長数ミリの個虫がぎっしりと多数集まって、一端だけが開いた筒形の群体をつくる。摂餌フィルターも体内にあり、ホヤの成体が海中に浮かんでいるものと思えばよい。
成体に脊索は見られず、発生過程でも脊索はまったく現われない。
ヒカリボヤ類は、好条件下では100mも先から見えるほど強力な発光が見られる。これは共生バクテリアによる光である。
群体の運動は、個虫の鰓嚢に生えた繊毛が起こす水流によるものなので、個虫の数が多くても活発に動くことはできない。
魚類の餌となる。