マンジュウヒトデ

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F-90X 60mm RVP サイパン



真核生物上界 動物界 後生動物亜界 棘皮動物門 星形動物亜門 ヒトデ綱 真ヒトデ亜綱
 アカヒトデ目(縁弁目) コブヒトデ科 マンジュウヒトデ属


輻長(中心から腕の先まで): 25cm


学名: Culcita novaeguineae


英名: Cushion sea star (Cushion = クッション sea star = ヒトデ)

漢字名: 饅頭海星


南西諸島以南、インド洋・西太平洋に分布する。
熱帯・亜熱帯のサンゴ礁域・岩礁域に生息する。

表面は小さい顆粒で覆われ、球体をしている。
腕が無く、ヒトデに見えないが、腹面にヒトデ特有の5列の管足溝がある。
幼若個体は扁平で短い腕と管足の横にある縁板と言う部分が明瞭であるが、成長するにつれて体は膨れ、縁板は皮膚の下に埋没する。
表面は軟らかくなく、革袋のような硬さである。
背面はやや棘状に尖った顆粒で一面に覆われ、腹面はやや粗大な顆粒が密生する。
体色は著しく変異に富み、濃淡さまざまな斑紋がある。

体表にエビの仲間のヒトデヤドリエビがいたり、体内にカクレウオの一種が共生したりする。

オニヒトデと同様、サンゴを食べる。

和名の由来は見ての通り、饅頭のような体から来ている。
英名ではクッションヒトデと呼ばれる。