ケヤリムシ

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真核生物上界　動物界　後生動物亜界　環形動物門　多毛綱
　ケヤリムシ目　ケヤリムシ科

鰓冠直径： 7cm

学名： Sabellastarte japonica

本州中部以南、九州までに分布する。
浅海の岩礁域、サンゴ礁域に生息する。

管住性の高度に発達したゴカイ類である。前口葉は退化し、口節と癒合して漏斗状の鰓冠を形成し、虫体先端に開く口の回りを取り囲むのが特徴である。

鰓冠は繊毛の生えた羽状突起を持ちこれで浮遊物を取って餌とするとともに呼吸器の役割も果たす。

粘液を分泌して泥を固めて丈夫な棲管という管を作る。

光で反応して棲管の中に引っ込むので、陰をつくらないように近づくと近くで観察できる。

和名の由来は、よく発達した鰓冠を大名行列の時に先頭で振りながら歩いた「毛槍」に見立てたところから来ている。