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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 脊索動物門 脊椎動物亜門 顎口上綱 条鰭綱 新鰭亜綱
スズキ目 スズキ亜目 カゴカキダイ科 カゴカキダイ属
全長: 20cm
学名: Microcanthus strigatus
英名: |
Stripey (Stripe = 縞模様) Footballer (Footballer = フットボール選手) |
地方名: |
オチャハンベイ(江ノ島) シマダイ(富山県新湊) イマイヲ(伊勢) マブシ(高知) ヒエフキ(鹿児島) |
北日本以南、太平洋沿岸、台湾、中国、ハワイ、オーストラリアに分布する。
沿岸のサンゴ礁域、岩礁域に生息する。
体形は方円形で強く側扁し、体高は高い。薄い黄色地に、やや斜めになった5・6本の黒色縦帯がある。頭部は小さく、吻はやや尖る。チョウチョウウオに似るが、トリクチス幼生期を経ないので,チョウチョウウオの仲間ではない。
以前はイスズミ科カゴカキダイ亜科として分類されていたが、近年カゴカキダイ科として分類する方が多い。
小さな群れをつくり、動物プランクトンや小動物を食べる。
和名の由来は、頭部の後方から盛り上がっている背部が、昔の駕篭かき人足の発達した肩の筋肉に似ることからという説、黒い縞模様が、駕篭のかき棒を連想させることからという説がある。英名ではプロテクターの入った肩のフットボール選手を連想している。
あまり食用にされないが、塩焼き、煮付けなどにすると美味しい。体色が鮮やかで丈夫なため、観賞用とされることが多い。飼育は比較的容易である。
体色は伊豆のものより、串本のもののほうが黄色味が濃い。