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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 棘皮動物門 星形動物亜門 ヒトデ綱 真ヒトデ亜綱
アカヒトデ目(縁弁目) イトマキヒトデ科 イトマキヒトデ属
輻長(中心から腕の先まで): 6cm
学名: Asterina pectinifera
英名: |
Sea bat (Sea = 海 bat = こうもり) Cushion-star (Cushion = クッション star = 星) |
樺太、北海道から九州、朝鮮に至るまで、日本沿岸で普通に見られる。
浅海の岩場などの磯に生息する。
5本の腕があるが、腕の切れ込みが浅く糸巻型である。
体色変異があるが、普通は濃い青緑色で中央付近に朱色の不規則な斑紋がある。
通常腕は5本だが、4本や6本のものもよくある。
背面は山形にゆるく隆起し、腕の間は低くくぼむ。
腹面は扁平で橙黄色をなす。
背板はやや幅の広い三日月型で20〜30の粒状の小棘で覆われ、網目状に配列して、その間から多くの皮鰓が出ている。
腹面には皮鰓はない。
食性は肉食性で生死を問わず何でも食べるが、特に二枚貝や甲殻類を食べる。
東京湾などでは、海水汚染によって死んだ蟹などを食べて、このヒトデが異常発生したりすることもある。
口は体の下側の真中にあり、餌を見つけるとその口から胃袋を出して広げ、体外で消化して食べる。