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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 脊索動物門 脊椎動物亜門 顎口上綱 条鰭綱 新鰭亜綱
側棘鰭上目 アンコウ目 カエルアンコウ亜目 カエルアンコウ科 カエルアンコウ亜科
カエルアンコウ属
全長: 30cm
学名: Antennarius pictus
英名: | Painted frogfish (Painted = 彩色された frog = カエル) |
伊豆半島以南、インド洋・西太平洋・紅海・東アフリカ・ハワイに分布する。
浅海の岩礁域・サンゴ礁域に生息する。
第1背鰭棘にはエスカ(疑似餌)が付いている。
第2背鰭棘 (つまり、眼の上の前の突起) はあまり肥大してなく、その後ろに鰭膜という薄い膜がある。そして、その鰭膜は突起からなだらかに膜へと変化していて、膜と突起の境界線ははっきりしないというのも特徴である。
たまにクマドリカエルアンコウに似た模様を持つものもいるが、クマドリカエルアンコウはこの境界線がはっきりしていて、しかも模様が眼から後方へと広がっているのが特徴なので明らかに違う。
ベニカエルアンコウとも混同する人がいるが、ベニカエルアンコウは背鰭の基部に眼状斑があるのでこれも容易に区別できる。
海の中ではこういった特徴をすばやく見つけることが肝心で、写真でも撮ってあれば良いが、後から思い出そうとしても思い出せないものである。
以前、尾鷲でウルマカエルアンコウに似たおそらくイロカエルアンコウだと思うが、口の前に指を持っていったところ、パクッと咥えられてしまった。そのまま観察していればよかったものを、あまりの事だったので手を振って取ってしまった事がある。記憶を辿って図鑑で調べてみるとウルマカエルアンコウに似ていたのだが、尾鷲にはウルマカエルアンコウは生息しておらず定かではない。それにしても、積極的なカエルアンコウからのアプローチで思い出に残るダイビングとなった。
卵生で卵はリボンのようにゼリー状の粘液でつながっている。