イネゴチ

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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 脊索動物門 脊椎動物亜門 顎口上綱 条鰭綱 新鰭亜綱
 カサゴ目 コチ亜目 コチ科 イネゴチ属


全長: 50cm


学名: Cociella crocodila


英名: Spotted flathead (Spotted = 点のある flat = 平らな head = 頭)

漢字名: 稲鯒


地方名: リヨオゴチ(鹿児島)
ハリゴチ(浜名湖)
アジナゴチ(富山県富山)
チヤマゴチ(富山県新湊)
オニゴチ(長崎)

東京以南の日本沿岸、台湾、韓国などの西太平洋・インド洋に分布する。
大陸棚海域のの砂泥底に生息する。

体は縦扁し長く、頭は大きい。下顎は上顎より突出する。鱗は小さくやや剥がれやすい。体色は背面が紫がかった褐色で、英名にあるように頭部と体側に黒色の斑点が散在する。他のコチとの見分け方は、虹彩皮膜が半円状であることと、眼上部と鰓蓋部に皮弁をもたないこと。

雄性先熟雌雄同体魚で小型のうちは雄であるが、35cm以上になると雄から雌へ性転換する。

食性は動物食で底生魚類や、甲殻類、軟体動物を捕食する。

産卵期は東シナ海では7〜8月、高知沖では12月〜1月である。

食用となるが、あまり美味しくないので雑魚として扱われる。底曳網で漁獲される。