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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 節足動物門 大顎亜門
甲殻綱 軟甲(エビ)亜綱 真軟甲(エビ)下綱
エビ上目 十脚(エビ)目 抱卵(エビ)亜目 短尾(カニ)下目
クモガニ上科 ワタクズガニ科 ワタクズガニ亜科 ワタクズガニ属
甲長: 5cm
学名: Micippa platipes
英名: | 不詳 |
相模湾以南、インド洋、西太平洋に分布する。
クモガニ科のカニは背中や足に、海藻、海綿やコケムシなどを付着させるものがいる。このカニも写真で分かるように、黄色い海綿をまとっている。この行動はデコレーション行動と呼ばれている。
どうして、海藻や海綿が身体に付着するかと言うと、まず、見つけた海藻や海綿をはさみで千切って、適当な大きさにした後、口で付着する面を噛み砕き、体毛にこすり付けて付着させるのである。
カニの体毛はかぎ状の剛毛が生えているので、噛み砕く事によって、海藻や海綿は毛羽立って引っかかりやすくなるのである。
カニは成長に伴い脱皮するので、その度に一から付け直さなくてはならない。まあ、同じ柄ではカニも飽きるだろうから、衣替えにはちょうどいいかもしれない。