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真核生物 動物界 後生動物亜界 脊索動物門 脊椎動物亜門 顎口上綱 条鰭綱 新鰭亜綱
スズキ目 ハゼ亜目 オオメワラスボ科 オオメワラスボ亜科 ハタタテハゼ属
全長: 9cm
学名: Nemateleotris magnifica
英名: | Fire goby (Fire = 火 goby = ハゼ) |
琉球列島以南、インド洋・西太平洋、ハワイ諸島、東アフリカに分布する。
浅海のサンゴ礁域の外縁や斜面、礁湖、ドロップオフなどの、サンゴと砂の混じった砂礫底に生息する。
第1背鰭前方が著しく長く、尾鰭は丸く湾入していない。体型はやや側扁し頭部は円筒形である。体色は頭部前方が淡黄色でやがて乳白色になり、尾鰭にかけて赤褐色のグラデーションとなる。鰓蓋には水色の小斑点が点在する。
和名の由来は、第1背鰭棘を旗の様に立てているところからきている。巣穴に近い低層で、第1背鰭をピクピクと前後に動かしながらホバーリングし、流れてくる餌を捕食している。餌は動物性プランクトンや甲殻類の幼生である。
色彩が美しくアクアリストにも人気がある。自然下でも普通はペアで見られ、一夫一妻と思われるが、飼育ではやはりペアの形成過程が問題で、1対で飼っても喧嘩する恐れがあるので、出来上がったペアを飼うのがよい。ペアの形成過程や持続期間など詳しい生態はまだ不明である。餌付けは比較的簡単だが、スズメダイなどの縄張りの強い魚とは無理な様である。