ギンガメアジ

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F-801 28-70mm REALA シパダン
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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 脊索動物門 脊椎動物亜門 顎口上綱 条鰭綱 新鰭亜綱
 スズキ目 スズキ亜目 アジ科 アジ亜科 ギンガメアジ属


全長: 90cm


学名: Caranx sexfasciatus


英名: Sixbanded trevally (Sixbanded = 六本の帯 trevally = アジ科食用魚)
Bigeye trevally (Bigeye = 大きな目)
Banded cavalla (Banded = 帯のある cavalla = 不詳)
Bigeye kingfish (king = 王)
Great trevally (Great = 大きな)
Turrum (Turrum = タラム)

漢字名: 銀河目鯵・銀紙鯵


地方名: ギンガアジ・ナガエバ・シマアジ(東京)
ヒラアジ(浜名湖)
メッキ(和歌山)
エバ(高知)
コゼン(鹿児島)
アカミークチミチヤー(沖縄)

南日本以南、小笠原諸島、インド洋、太平洋、紅海、東アフリカ、ハワイ諸島、オーストラリア、ニューカレドニア、東大西洋、ハバカリフォルニア、エクアドル、ガラパゴス諸島などに分布する。
熱帯や亜熱帯のサンゴ礁域や岩礁域の礁外縁、礁斜面、ドロップオフやリーフの水道部の中層に大きな群れを作り生息する。

体色は銀白色に黄金色が混じり、背中は暗青緑色で、成魚は鰓蓋上方に小黒斑がある。幼魚は体側に6本の暗褐色横帯があり、体高も高いが、成長とともに横帯は消え、体高も低くなる。

若魚までは汽水域に多く見られる。

雄は繁殖期になると黒っぽくなる婚姻色を現す。雌の体色は変化しないで、雄に誘われてペアとなる。

和名の由来は、長崎地方の呼び名で、体に銀紙を貼ったようで「銀紙アジ」から来ている。また別称のナガエバは、婦人の訪問着の羽織を「絵羽」というところから、体表の美しい魚の意味である。

ギンガメアジは群れのまま、流れに向かってホバーリングしているが、一度その群れの中に入っていった事がある。正面から写真を撮ろうと群れの前に回り、自分はそのまま写真を撮りながら流れに身を任せた。体はギンガメアジに突っ込んでいったが、ギンガメアジは決してぶつかる事は無かった。群れに突っ込む時は、体を大きく動かしてはいけない。魚が驚いて散ってしまうからだ。

食用となり、アジ類の中では特に美味しいといわれる。磯釣りの対象魚でもある。汽水域の幼魚を専門に釣る人もいる。引きは強く、生き餌を好むので、シラサエビなどを撒きながら寄せて釣る。また、ルアーフィッシングでも釣ることが出来る。