フリソデエビ

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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 節足動物門 大顎亜門
 甲殻綱 軟甲(エビ)亜綱 真軟甲(エビ)下綱
  エビ上目 十脚(エビ)目 抱卵(エビ)亜目 コエビ下目
   テナガエビ上科 テナガエビ科 フリソデエビ属


体長: 3cm


学名: Hymenocera picta


英名: Harlequin Shrimp

漢字名: 振袖蝦


相模湾以南、インド洋、西部太平洋、東部太平洋、ハワイ、ポリネシア、紅海に生息する。
沿岸のサンゴ礁域、岩礁域の転石帯や岩穴、サンゴ瓦礫のすき間などに生息する。

第2胸脚の掌部が和服の振袖のように大きく板状に発達しているのが和名の由来となる。
体色は乳白色の地に淡青色または赤褐色の不定形の斑紋が散在する。

食性は動物食で、ヒトデ類のみを主食とし、コブヒトデ、アオヒトデ、アミメジュズベリヒトデ、オニヒトデなどを食べることが知られている。
食べるヒトデによって体色が左右され、アオヒトデを食すと青っぽくなり、アミメジュズベリヒトデを食すと赤っぽくなることが報告されている。

縄張りを持ち、ペアで生息する。

雌の脱皮後に交尾し、100〜5,000個の卵を産み、孵化まで守る。

飼育は可能で、美しく、性格もおとなしいので人気がある。
生きたヒトデを餌として与えなくてはならないので、手間がかかるのが難点である。