アマミスズメダイ

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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 脊索動物門 脊椎動物亜門 顎口上綱 条鰭綱 新鰭亜綱
 スズキ目 ベラ亜目 スズメダイ科 スズメダイ亜科 スズメダイ属


全長: 17cm


学名: Chromis chrysura


英名: Stout chromis(Stout = 丈夫な、太った chromis = スズメダイ)
Stout-body chromis(body = 体)
Stoutbody puller(pull = 引っぱる)
Robust puller(Robust = 屈強な)
Whitetail reeffish(White = 白い tail = しっぽ reef = 岩礁)

漢字名: 奄美雀鯛


地方名: クルビラー、クルビカー(沖縄県糸満)
シルジュー(沖縄県国頭村字浜)
ピィクゥ(沖縄県平良市字狩俣)
ミーブゥツジャ(沖縄県宮古郡伊良部町字佐良浜)

伊豆諸島以南、インド洋、西太平洋に分布する。
潮通しのよいサンゴ礁域の外縁やその周辺の岩礁域の外縁に生息し、岩底より1〜2m上方を群れて泳ぐ。

成魚は体色が暗色で尾びれ基部の手前より淡色となるが、幼魚は各ひれに青みを帯び、眼の上に青い縦線が入る。
胸鰭基底に大きな黒色斑がある。
尾びれの上下両葉の外縁が暗色となる。

スズメダイの仲間の内では比較的大型種である。

食性は雑食性で、動物性プランクトンや付着藻類などを食べる。

産卵期は夏で、岩礁域の岩の表面に卵を産み付ける。

食用となり、から揚げ、赤だし、みそ炊きなどにする。
特に産卵期の子持ちは煮つけで美味しい。
産卵期には追い込み漁などで多量に漁獲される。