ウツボ

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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 脊索動物門 脊椎動物亜門 顎口上綱 条鰭綱 新鰭亜綱
 カライワシ上目 ウナギ目 ウツボ亜目 ウツボ科 ウツボ亜科 ウツボ属


全長: 80cm


学名: Gymnothorax kidako


英名: Brutal moray (Brutal = 残忍な、暴力的な moray = ウツボ)
Moray eel (eel = うなぎ)

漢字名: 鱓


地方名: ナダ(神奈川)
キツネ(新潟)
キダカ、トウキダカ(鹿児島)

琉球列島を除く南日本・台湾に分布する。
浅海の岩礁域に生息する。

形はうなぎに似ているが側偏し、胸鰭、腹鰭が無く、大きな口には鋭い歯が沢山ある。この歯は大変鋭く、また口の奥に向いて生えているので、捉えた獲物は口の奥にしか移動できないようになっていて逃がさない。毒は持っていないが、この歯に噛み付かれると指さえも食いちぎられてしまう事があるので手出しをしない方がよい。上の写真で手で撫でている人は、ウツボの性質をよく知っている人なので出来るが、危険を感じると身を翻して噛み付くので、絶対にまねをしてはいけない。

岩場の岩の間や穴に棲んでいて頭だけを出している。夜行性で、タコ類や小魚を捕食する。昼間でも好物のタコを求めて泳ぐ姿をダイビング中によく見かける。

ウツボが夜間活動できるのは嗅覚が発達しているからである。ウツボには感じるための側線が不完全で、また夜間は光も無いため嗅覚にたよるのである。ウツボの鼻孔はほかの魚と異なっていて、肉質の管が前方の開口部に出ている。鼻孔内には毛状突起が波打っている。普通魚は泳ぐことにより水を鼻孔内に通すが、ウツボはポンプのようにして水を出し入れしている。

和名の由来は、「岩の穴」つまり「空洞(ウツボ)」に住んでいるところから来ている。

ウツボと言えばよく話題になるのが食べれるかどうかだ。肉質は良いが小骨が多いので、普通は食用にされない。しかし、日本の多くの地方で食べる習慣があり、主に黒潮の当たっている半島の先端の地方でのウツボ食は有名である。食べ方は干物がほとんどで、ウナギのように下ろして干している姿を見かける。脂が多く、皮はパリッとして美味しいらしい。皮はなめして草履やハンドバッグなどにされていたこともある。

釣りではクエ釣りの外道として釣れる。仕掛けを切られることが多いので嫌われ者である。