ミスジチョウチョウウオ

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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 脊索動物門 脊椎動物亜門 顎口上綱 条鰭綱 新鰭亜綱
 スズキ目 スズキ亜目 チョウチョウウオ科 カエトドン属 コラロカエトドン亜属


全長: 15cm


学名: Chaetodon lunulatus


英名: Oval butterflyfish (Oval = 卵形の butterfly = 蝶々)
Redfin butterflyfish (Redfin = 赤い鰭)

漢字名: 三筋蝶々魚


駿河湾以南、ハワイ諸島、太平洋・インド洋などに分布する。
サンゴの発達した外リーフに多く生息する。

学名が Chaetodon trifasciatus の近似種「メロンバタフライフィッシュ」と混同するが、インド洋型のメロンバタフライフィッシュは、臀鰭がオレンジ色で、体色は薄く紫がかっているので区別できる。太平洋型のミスジチョウチョウウオとは一応別種とされている。

このように、近似種とは学問上は別種とされているにも関わらず、明らかに進化の上で関連性があるものである。

因みに、変異種とは学問上は同種とされていても、体色などの変化があるため区別されるものである。

また、交雑種とはアクアリストがハイブリッドと呼んでいるもので、雌の産卵したものに、他種のオスが放精して生まれたものである。

ハイブリッドはある程度決まった種同士でしか確認されていない。もっと色々なハイブリッドがあってもよさそうだが、いないのである。

食性はサンゴのポプリ食で、ゴカイなどの底生小動物なども食べる。

和名のミスジは「三本の筋」の事であるが、これは眼を通る1本と、尾鰭の上下にある2本の事だと思う。