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フグ目 モンガラカワハギ亜目 モンガラカワハギ科 キヘリモンガラ属
全長: 60cm
学名: Pseudobalistes flavimarginatus
英名: |
Yellowmargin triggerfish (Yellow = 黄色い margin = へり、縁 triggerfish = メガネモンガラ) |
地方名: |
イノーヂキランカーガー(沖縄県糸満) デキラン(沖縄県国頭村字浜) はーバニジイキラ(沖縄県平良市字狩俣) アカジカラ(沖縄県平良市久松) デキランカーハガー(久米島仲里村字真泊) |
相模湾以南、西太平洋・インド洋に分布する。
水深50m以浅の岩礁域・サンゴ礁域の斜面や外縁、ドロップオフに生息する。
モンガラカワハギ科の中ではゴマモンガラに次いで大型種で、攻撃性は強い。ダイバーのシュノーケルやフィン、更には耳などをかじられ負傷することもあるので、近寄らない方がよい。特に産卵期は気が立っているので注意が必要だ。
産卵期にはサンゴ礁の海底にすり鉢状の巣をつくり、その中央に卵を産む。卵は粘着性で海水より重く、巣の中央に塊となっている。親は卵が孵化するまで敵から守り保護している。
左上の写真は幼魚で、大瀬崎の湾内で撮影したもの。その付近で成魚は見たことが無いので、冬は越せずに死んでしまうと思われる。
和名の由来は、成魚の背鰭・臀鰭と尾鰭の外縁が黄色いところから、「黄縁(キヘリ)」となった。
食性は動物性で、ウニ類・カニ類・ゴカイ類・貝類などを食べる。
食用となり、追込み網や刺し網などでたまに漁獲される。肉は白身で、フライ、煮つけ、ちり鍋の他、赤だし、吸い物にしても美味しい。