ヒラタブンブク

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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 棘皮動物門 ウニ綱
 ブンブク目 ヒラタブンブク科


殻長: 5cm


学名: Lovenia elongata


英名: Elongated Heart Urchin (Elongated = のびた、細長い heart = 心臓 urchin = ウニ)

漢字名: 平文福


相模湾以南、インド洋・太平洋・紅海・フィリピンに分布する。
浅海の細かい砂の砂泥底に生息する。

夜行性で昼間は砂に潜っているが、潜んでいるところは砂が盛り上がっていて、注意していればダイバーにも分かる。

砂ごと掘り返して見ると出てくるが、動きが早く、すぐ潜ってしまう。

分類でも分かるように、ウニの仲間で、殻はハート型 (英名のハートはここからきている)。棘は前から後へと一方向に流れ、その中に数本縞模様の長い棘がある。

ブンブクと言う名前は「文福茶釜」から来ている。ブンブクチャガマ科の「ブンブクチャガマ」と言うウニが最初に名付けられたものだと言うことだ。このブンブクチャガマを名づけた人は、他に「タコノマクラ」や「スカシカシパン」などの名付け親でもあるらしい。

何故、ブンブクチャガマとなったかと言うことは定かではないが、おそらくその容姿を、タヌキが伏せて隠れている様に見たのではないかという説が有力である。まさかこんな名前を付けられていようとは、当のウニも知る由がない。