アカモンガニ

F-801 28-70mm REALA シパダン 写真をクリックすると
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真核生物上界 動物界 後生動物亜界 節足動物門 大顎亜門
 甲殻綱 軟甲(エビ)亜綱 真軟甲(エビ)下綱
  エビ上目 十脚(エビ)目 抱卵(エビ)亜目 短尾(カニ)下目
   オウギガニ上科 アカモンガニ科 アカモンガニ属


甲長: 12cm


学名: Carpilius maculatus


英名: Spotted reef crab (Spotted = 斑点のある reef = 岩礁 crab = カニ)
Seven-Eleven crab (Seven = 7 Eleven = 11)
Dark finger coral crab (Dark = 暗い finger = 指 coral =サンゴ)
Red spoted crab (Red = 赤)

漢字名: 赤紋蟹


インド洋、太平洋、ハワイ諸島に分布する。
沿岸の岩礁域・サンゴ礁域に生息する。

夜行性で昼間は岩穴やサンゴの陰に隠れている。

甲羅は丸みを帯びた三角形で、甲面は滑らかである。また、甲羅は強く盛り上がっている。

ベージュの地に赤褐色の斑点が全部で11個ある。英名のセブンイレブンクラブというのは、特に目立つ斑点が7個あり、それほど目立たないものが4個あるところから来ている。

ハサミは右の方が大きいが、写真のカニは失われている。カニのハサミは脱皮を繰り返し再生されていく。

通常毒があるので食用にはならない。カニが食べる食物に含まれる毒素が蓄積され有毒になると考えられている。

ハワイにはこのカニについての伝説がある。このカニを捕まえようとした神が、出血するくらい激しく指を挟まれた。神は逃げカニは捕らえられたが、その背中には今でも神の指から落ちた血の跡が残っていると言う話だ。